日本の伝統格闘技である「相撲」。
ハワイ、ブルガリア、エストニア、モンゴルなど
海外からの力士が注目を浴びることが
たびたびありますね。
今、異色の経歴を持つ力士として
注目を浴びているのが、
イギリス出身の
ニコラス・タラセンコ(Nicholas Tarasenko)君です。

イギリス出身の力士の誕生は
「英ノ国」以来、実に35年ぶりなんだって!

ニコラスさんは、相撲界における新たな「外国人枠力士」として
相撲ファンの期待を集めています。
この記事では、ニコラス君の異色の経歴、
相撲を始めたきっかけ、
力士としての初土俵は?などを
詳細に深掘りします。
ニコラス・タラセンコ君のプロフィール
バルト三国の一つエストニア出身です。身長191cmという体格の良さをいかし
幼少期より柔道、ラグビーを
やってきました。

元大関・把瑠都(バルト)さんが母国エストニアで開催した
「バルト杯」で優勝したことが、
タラセンコ君の大相撲挑戦を決断させたんですよ。
その後、タラセンコ君は
スコットランドにある
相撲道場で研鑽してきました。

スコットランドにも相撲道場があるんだね!
相撲は世界中で愛好家のいるスポーツなんだね!
タラセンコ君は、なぜ相撲を始めたのか?
身長の高さと体重をいかして
柔道やラグビーなどの
スポーツに親しんでいました。
父親が日本の競技に詳しかったこと、
自分の息子が身体能力を生かした
スポーツを行うことを推奨したことも
タラセンコ君の技能を伸ばす形となりました。

お父さんの英才教育が功を奏したんだね。
柔道の素養があったこと、
ラグビーを通して瞬発力などの
動きを身につけていたことは
相撲をする上でも優位な点となりました。

タラセンコ君のお父さんが、
元・力士の把瑠都(バルト)さんと同じエストニア出身だったことが
タラセンコ君が相撲の世界に入るきっかけになったんだね。
元大関・把瑠都さんが
エストニアで主催した
「バルト杯」で優勝したことは、
タラセンコ君にとって
非常に大きな転機となりました。
柔道を通して
日本の武芸の世界を経験していた
タラセンコ君。
「より精神的に鍛えられる面」に
深く感銘を受けたことが、
相撲の世界に挑戦する
決断に至ったと言います。

ニコラス・タラセンコさんは、相撲の「精神面の強さ」に感動したと言います。
そして、その姿をお父さんは見守り、応援しているんですね。
3人目のイギリス出身力士になるか?初土俵は?
タラセンコ君はこの夏から
湊部屋に入門します。
湊親方と出会ったのは2024年5月。
父親と共に日本を訪れていた
タラセンコ君が、湊部屋の
夏場所千秋楽パーティーに
出席した時でした。

湊親方は第一印象で「大きいな」と感じたそうです。

そうだよね、191cmで100kg以上の青年だものね!
タラセンコ君は親方に、
自ら「相撲をやりたい」と
志願しました。
タラセンコ君の成長をずっと
側で見守り応援してきた父親にとって、
自分から親方に弟子入り志願した息子の姿は
成長の喜びも伴う、とても嬉しいもの
だったのではないでしょうか?
その後、タラセンコ君は複数回、
日本に来ては稽古に参加していました。

稽古は日本語だよね?理解できたのかな?

湊親方とのコミュニケーションは身振り手振りですが、
稽古に熱心に取り組む姿勢が評価されたんですよ。

言葉の壁はボディランゲージでも緩和されるということだね!
ところで、相撲の世界には、たくさんの外国人力士がいるよね。

たくさんいる印象がありますよね。
でも、外国出身力士枠は、原則1部屋 1人 と決まっているんですよ。
ちょうど外国出身力士枠が
空いていたことから
タラセンコ君は晴れて、
湊部屋への入門が認められました。

初土俵を踏めば、
元序二段・勢鴻(英連邦香港出身)、
同・英ノ国以来の
3人めのイギリス出身力士の誕生となるんだね!
タラセンコ君は6月中に来日し、
夏の名古屋場所での稽古会場である
愛知県内の宿舎で合流予定です。
外国出身者が新弟子検査を受けるには
・入門部屋での研修が必須
・研修期間に、半年以上かけて角界のしきたり、日本の文化などについて学ぶ

タラセンコ君の初土俵はいつになるんだろう?

早ければ、2026年初めになる見込みですよ。
まとめ
ニコラス・タラセンコ君は
15歳という若さで、
期待と相撲にかける情熱を持って
湊部屋に入門するんですね!

鍋やお米が中心になるけど、日本の食事についてはどうなのかな?

食事については「日本のご飯はおいしい」と話しており、
食生活に関しては問題がないと言いますよ。
湊親方も、
「言葉以外に不安はない」と
期待を寄せています。

足が長いタラセンコ君のことを、湊親方は
「将来的に曙関のような取り口にすることも選択肢」と、
強烈な突き押しを武器にした力士に育てる予定だそうですよ。
15歳で、相撲を本気で学ぶことを
決意したタラセンコ君。
来月からの本格的な稽古のため、
今はイギリスで渡航準備の真っ最中!
期待に胸を膨らませているでしょうね。
そして、その息子の姿を
父親は見守り応援していると思うと
何ともエールを送りたくなりますね。
タラセンコ君の体格と
柔道、ラグビーの素養のある
「身体能力」が相撲界でも
大きなアドバンテージとなりそうですね!
日本語を習得し、
相撲の稽古に真剣に取り組む
タラセンコ君のこれからが楽しみですね。
ニコラス・タラセンコ君が
どのような力士になるのか、
見守っていきたいと思います。
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